ゆるっと介護漫画|”正解はないけれど…”

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ゆるっと介護漫画|"正解はないけれど…" "
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「正しさ」よりも、「やさしさ」で選ぶ日もある

※本記事には、認知症ケアに関するご本人やご家族の心情、死別の場面に関する描写が含まれます。

介護の現場には、「これが正解です」と言い切れない場面が、いくつもあります。
とくに認知症のご利用者への対応では、思いやりゆえの葛藤が、毎日のように胸をよぎります。

今回は、「大切な事実を伝えるかどうか」で揺れた、とある日の出来事を描いた漫画をご紹介します。
決してひとつの答えを出すのではなく、現場で働く私たちがどんな思いで選択しているのか。
その“やさしさのかたち”を、そっと受け取っていただけたらうれしいです。

【漫画】7. 正解はないけれど…|認知症の方に「事実を伝えるかどうか」で揺れた日

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自分の声に、そっと耳を澄ませる時間になるかもしれません。

認知症のご利用者に家族の訃報を伝えるべきか迷う介護職員のエピソード漫画。研修では学べない現場のリアルな葛藤と、ご家族の「悲しませたくない」という想いが描かれている。
訃報を「伝えない」という判断の背景には、ご家族の深い想いがありました。
認知症のご利用者に訃報を「伝える」ことを選んだご家族のエピソード漫画。ご主人の死を何度も尋ねる中でも、事実を伝え続けるケアと、残された心のつながりが描かれている。
「亡くなったことを忘れても、想いはどこかに残っている気がするんです」——Bさんの選択。
認知症のご利用者に訃報を伝えた後、何度も繰り返される問いかけと涙。ご家族の選択と、それを支える介護職員の姿勢を描いた4コマ漫画の後編。
「悲しみは消せない。でも、選んだ道を信じられるように。」——ケアの中で見つけた、尊重と寄り添い。

認知症ケアにおける「知らせる・知らせない」の葛藤

認知症の方への対応で、最も悩ましい問いのひとつが「大切な事実を伝えるかどうか」です。
とくに、ご家族が亡くなられたことをどう伝えるかは、感情や記憶への影響も大きく、現場でも判断が分かれます。

「本当のことを伝えるのが誠実なのか」
「でも、また悲しませてしまうだけではないか」

その間で揺れる葛藤は、決して他人事ではありません。
漫画のように、ご本人の表情や反応、ご家族の思いを受け止めながら、職員一人ひとりが日々悩み、考えています。

ご本人への配慮と、ご家族の思いのはざまで

あるご家族は「知らせたくない」と言い、別のご家族は「本人にもきちんと伝えてほしい」と望む。
どちらの選択にも、深い愛情と苦悩が込められています。

介護職として、そのお気持ちを尊重しながらも、
ご本人がどのように受け止めるかを日々観察し、判断し続ける——
この繊細なバランスに、経験年数は関係ありません。

正解はなくても、寄り添い方はある。
そんな思いで、現場に立ち続ける職員は少なくありません。

「このままでいいのかな」──
そんな気持ちがよぎったら、話してみるだけでも違います。

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毎日が“答えのない選択”の連続

今日の「正解」が、明日の「正解」とは限らない。
同じご本人でも、昨日は伝えてよかったことが、今日は混乱を招いてしまうこともあります。

「これでよかったのか?」
そんな思いが頭をよぎるたびに、自問自答を繰り返す日々。

でも、それは「正しさ」を求めているからではなく、
目の前の方を大切に思っているからこその悩みなのだと思います。

日々の判断には、いつも“やさしいまなざし”が込められているのです。

現場にあるのは「正しさ」より「心のやさしさ」

この漫画が描くのは、「どちらが正しいか」ではなく、「どちらにも理由がある」という現場のリアルです。

毎回涙を流すご本人に、つらい思いをしてほしくない。
でも事実を伝えることも、大切な尊厳のひとつ——
そのどちらも大切に思えるからこそ、選び続けるのは苦しいのです。

介護職は、常に「心のやさしさ」で判断をしています。
それは教科書には載っていない、けれどもっとも人間らしい“選択”なのかもしれません。

ここまで読んでくれたあなたへ。
少しでも「自分のこと」と感じたなら、大丈夫。ちゃんと選べます。

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自分を責めずに、そっと未来をのぞいてみませんか?

まとめ|どんな選択にも、「心」があった

亡くなったことを伝えるか、伝えないか——
そこには、ご家族の思い、ご本人の状態、そして現場職員の迷いや願いが重なっています。

どんな選択であっても、そこに“心のやさしさ”があったなら、きっと間違いではない。
この漫画が、同じように悩みながら日々を支えている方々に、
「わかるよ」「それでいいよ」と声をかけるような存在になれたらうれしいです。

正解はないけれど、
そのやさしさが、今日も誰かを支えていることを信じて——。

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このブログを書いている「まきこむ」と申します。

介護支援専門員(ケアマネジャー)として働きながら、趣味で創作活動も楽しんでいます。

介護にまつわる悩みや、日々の気づき、そして「やさしい未来を一緒に歩むためのヒント」を、このブログにそっと詰め込んでいます。

読んでくださった方の心が、少しでも軽くなるように。そんな思いを込めて、言葉を紡いでいます。

どうぞ、ゆっくりと遊びにきてくださいね。

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