ゆるっと介護漫画|”べっぴんさん””英雄””上を向いて”

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ゆるっと介護漫画|"べっぴんさん""英雄""上を向いて"

介護の現場には、日々たくさんのドラマが詰まっています。
涙が出るような瞬間もあれば、思わず笑ってしまうような場面も。

この「ゆるっと介護漫画」では、ちょっとした会話や出来事の中にある、
“ふっと心が軽くなる瞬間”を、漫画でやさしく描いています。

今回は「べっぴんさん」「英雄」「上を向いて」の3つのエピソード。
笑いながら、「あるある」「わかる」と共感していただけたら嬉しいです。

目次

【漫画】4. べっぴんさん|呼ばれ方に隠れた介護職のリアル

介助を待つご利用者とのやりとりを描いた4コマ漫画「べっぴんさん」。軽い冗談から思わぬ展開に発展する、介護現場ならではの笑えるエピソード。
冗談のつもりで言った「綺麗なお姉さんって呼んでくれたらすぐ来るよ」が、まさかの定着…。 介護現場の“言葉の余韻”を描いた、笑って学べる4コマ漫画です。

思わず苦笑い。でも、そこにあるやさしさ

「べっぴんさん」——突然そんなふうに呼ばれたら、笑ってしまうのも無理はありません。
介護の現場では、ご利用者から思いがけないあだ名や愛称で呼ばれることがあります。

「美人」かどうかなんて関係なく、きっとその方なりの“好意の表し方”だったのでしょう。
けれど、言葉が一人歩きしてしまうと、他の職員やご利用者にまで広がってしまうことも……。

一見おかしなエピソードの中にも、相手との信頼関係や距離感がにじんでいます。
苦笑いしつつも、「なるべく早く行くね」と返した職員のやわらかい対応が、印象に残ります。

言葉のやりとりに垣間見える、ご利用者の“人柄”

このやりとりの背景には、ご利用者の「関わってもらいたい」「覚えていてほしい」という気持ちが潜んでいます。
名前ではなく特徴や印象で呼ばれることは、必ずしも悪意ではなく、心の距離を縮める一つの手段なのかもしれません。

もちろん、配慮が必要な表現もありますし、「言葉」は使い方次第で相手を傷つけることもあります。
だからこそ、職員側が冷静に受け止め、職場全体の雰囲気やルールと照らし合わせながら対応することが大切です。

どんなやりとりの中にも、人と人との関係性が息づいている——そんな“介護のリアル”が、ここにはあります。

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自分の声に、そっと耳を澄ませる時間になるかもしれません。

【漫画】5. 英雄|G退治に全力疾走する朝の戦場

朝の忙しい時間帯に、G(ゴキブリ)との闘いに挑む介護職員を描いた4コマ漫画「英雄」。介護現場のリアルなバタバタ劇をコミカルに表現。
介護現場の朝は戦場。 優先順位を決めながら動く中、まさかのG(ゴキブリ)出現――職員の勇敢な立ち回りを描いた、共感と拍手の4コマです。

その瞬間、すべてが“優先順位1位”になる

介護施設の朝は、まさに“戦場”。
おむつ交換に起床介助、服薬準備と、職員一人ひとりが目まぐるしく動き回る時間帯です。

そんな中で突如現れる“G(ゴキブリ)”という存在。
誰もが目を逸らしたくなる中、誰かが勇気を出して立ち向かわなければならない。

「ヤツの気配!!」——この気づきと反射神経、そして即時判断。
それはまさに“英雄”と呼ぶにふさわしいスキルです。

どんなに忙しくても、その瞬間だけは“G退治”が優先順位の頂点に君臨する。
利用者の安全、職員の安心、そして何より施設の平和のために。

見えない努力に、見える「ありがとう」が届くとき

普段は裏方になりがちな“G対応”。
誰にも気づかれずに処理を終えることもあれば、悲鳴の中で孤軍奮闘することもあります。

けれど、退治を終えたあとに利用者さんから届いた「やったね!」の拍手。
その何気ない反応が、心にしみることもあるんです。

こうした“見えない努力”に対するリアクションは、小さなことのようでいて大きな意味を持ちます。
「ありがとう」と言われたわけじゃなくても、そこに通じるやりとりがある。

この漫画に描かれているのは、ただの虫退治ではなく、“仲間を守る行動”としての姿。
見えないけれど確かにそこにある誇りと連帯感が、介護の現場にはあるのです。

「このままでいいのかな」──
そんな気持ちがよぎったら、話してみるだけでも違います。

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【漫画】6. 上を向いて|排泄介助中の歌声がもたらしたこと

排泄介助中、坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」を口ずさんだ介護職員に、ご利用者たちが自然と歌い始めてしまう様子を描いた4コマ漫画「上を向いて・・・」。
排泄介助の最中に、ふと歌い出した職員。 気がつけば、病室に優しい合唱が広がっていました――音楽の力と介護現場のあたたかさを描いた4コマ漫画です。

声をかけること、それ自体がケアになる

排泄介助という、身体的にも心理的にもデリケートな場面。
だからこそ、ケアする側も、される側も、少しでもリラックスできる空気づくりが欠かせません。

そんなときに、ふと歌が口をついて出たら——
それがたとえ照れ隠しだったとしても、場の空気がやわらぎます。

この漫画に出てくる介護職員も、何気なく歌い始めただけ。
でもその歌声は、ご利用者の心をほんの少し持ち上げたようです。

声をかける、歌う、口ずさむ——それだけで、「そばにいるよ」というメッセージは、
ちゃんと届いているのかもしれません。

坂本九さんと一緒に、思いがけず心がひとつに

「上を向いて歩こう」。
昭和の名曲は、世代を超えて心に残るメロディです。

ふと口ずさんだその歌に、ご利用者がそっとハミングを重ねてくる。
気づけば隣の方も、そしてもう一人も——
小さなベッドルームが、いつのまにか“音楽室”に変わっていくような瞬間。

介護の現場では、こんな偶然のハーモニーが生まれることがあります。
それは「特別なレクリエーション」じゃなく、日々のケアの中で自然に生まれる共鳴です。

歌がつなぐ心。
介護は、そんな“ちいさな奇跡”に満ちていることを、
このエピソードがやさしく教えてくれます。

ここまで読んでくれたあなたへ。
少しでも「自分のこと」と感じたなら、大丈夫。ちゃんと選べます。

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まとめ|ちょっと笑って、心がふわっとほどける時間

どの場面も、ただの笑い話ではなく、その裏側には人と人とのやりとりがあります。

呼び名ひとつにも、その人らしさがにじんでいて、
見えないところの頑張りにも、誰かがちゃんと気づいていて、
ふとした歌声が、場の空気をやわらかく包んでくれる。

「介護」は、難しさや大変さだけじゃない。
そこに流れる“ことばにならないあたたかさ”を、これからも漫画で描いていきます。

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ご家族向け

このブログを書いている「まきこむ」と申します。

介護支援専門員(ケアマネジャー)として働きながら、趣味で創作活動も楽しんでいます。

介護にまつわる悩みや、日々の気づき、そして「やさしい未来を一緒に歩むためのヒント」を、このブログにそっと詰め込んでいます。

読んでくださった方の心が、少しでも軽くなるように。そんな思いを込めて、言葉を紡いでいます。

どうぞ、ゆっくりと遊びにきてくださいね。

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