ゆるっと介護漫画|現場の“あるある”に笑って共感「防災訓練」「愛妻家」「こだわり」

当ページのリンクには広告が含まれています。
ゆるっと介護漫画|現場の“あるある”に笑って共感「防災訓練」「愛妻家」「こだわり」
目次

日々のケアの中にある、“くすっ”と笑える瞬間

介護の現場では、緊張感や忙しさのなかにも、思わず笑ってしまうようなやりとりが息づいています。
今回ご紹介するのは、「防災訓練」「愛妻家」「こだわり」の3つの小話。
どれもご利用者やご家族の言動から生まれた、ほんの一瞬の“気づき”と“ぬくもり”が詰まったエピソードです。

まじめに取り組んでいるからこそ起きるハプニング、
ちょっと予想外の家族の愛情表現、
そして、照れながらも伝えられる本音。

笑って、ふっと心が軽くなって、
そしてまた、ケアの大切さを感じられる。
そんな「ゆるっと」した時間を、あなたにも届けられたらうれしいです。

【漫画】21. 防災訓練|訓練だとわかっていても、本気で動く現場の習性

介護施設で行われた防災訓練の4コマ漫画。真剣に取り組む職員たちが訓練開始の合図に合わせて避難行動を始めたが、ご利用者も本気で避難し始めてしまい、職員が止めに入るシーンでオチ。
「訓練だから!ホントに逃げないで!」 …でも、ちゃんと伝わっていた証拠かもしれません。

訓練は真剣にやるほどリアルになる

介護の現場では、「防災訓練=形式的なもの」では終わりません。
災害時、ご高齢者の命を守るためには、スタッフの動きが迷いなく機能することが求められます。
そのため、訓練のたびに職員も真剣そのもの。
声のトーン、動き方、誘導のタイミング…あらゆる場面を実戦さながらに再現しようとします。
でも、その“本気さ”が時に思わぬ結果を生むことも。
今回のように、ご利用者が職員の迫真の動きに影響されて本当に避難を始めてしまう…なんて場面も、現場では“あるある”かもしれません。

ご利用者の“本気の避難”をどう捉えるか

ご利用者が防災訓練を“本番”と認識して動き出すとき、
それは「混乱」ではなく、「真剣に見て、感じて、動こうとしている」反応とも言えます。
職員の言葉や動作をしっかり受け取って、身体を動かす…
実はその行動自体が、身体機能や認知機能の維持にもつながる大切な反応。
もちろん、安全確保が第一ですが、
「反応があったこと」や「自ら動こうとする意欲」が見られたときは、
小さな変化を共有し合うきっかけにもなります。
訓練は訓練。でも、そこに生まれる“リアルな関わり”は、
きっとケアの質にもつながっているのかもしれません。

いまの働き方、ちょっとだけ見直したくなったら──
気軽に相談できるサービスもあります。

まずは、カンタン1分の登録から。無料転職サポート登録

自分の声に、そっと耳を澄ませる時間になるかもしれません。

【漫画】22. 愛妻家|認知症と嫁姑問題、でも息子の一言に救われる

認知症の影響で嫁姑問題が悪化する中、訪問時に対応を申し出た息子さん。 「母の言動に妻がまいってて…」と語りつつ、「オレが選んだ女を貶されると頭にきちゃうんだよ」と突然の愛妻家発言。 ケアマネたちは感動しつつも驚きのリアクションを見せる。
「オレが選んだ女を貶されると、頭にきちゃうんだよ」 ──想定外の愛妻家発言が、現場の空気をふわっと変えてくれました。

介護の現場で感じる“家族の関係性”

認知症の進行により、「嫁の顔がわからない」「過去のわだかまりがよみがえる」といったことは少なくありません。
嫁姑問題が再燃し、関係がギクシャクする場面も、現場ではよくある光景です。
そんなとき、息子さんがどう関わるかは大きなカギ。
このエピソードでは、「妻をけなされると頭にきちゃう」と照れ隠しのように言いながら、
母と妻、両方を大切に思っている気持ちがにじみ出ています。
日々のケアのなかで、家族の人柄や愛情を垣間見た瞬間は、介護職の心もふっとあたたかくなるものです。

ちょっと笑えて、じんわり温まる瞬間

思わず笑ってしまうようなセリフの裏に、家族の歴史や愛情が感じられることがあります。
「ホレてまうやろー!」という心のツッコミも、現場での本音。
介護はときにしんどく、ときにややこしく、でもそこには“人のあたたかさ”がたしかにある。
嫁姑問題というナイーブなテーマも、家族の視点や一言が入ることで、
少し笑えて、少し救われる場面に変わることがあります。
職員として関わる私たちも、こうした瞬間に、改めて“支えるってこういうことかも”と気づかされるのです。

「このままでいいのかな」──
そんな気持ちがよぎったら、話してみるだけでも違います。

まずは、カンタン1分の登録から。無料転職サポート登録

考えはじめることから、はじめてみませんか。

【漫画】23. こだわり|壁に貼りたい!想いの強さは、心の軸

デイサービスで贈られた誕生日カードを「恥ずかしい」と言いながらも大切そうに見せるご高齢者。 「しまっておこうか」と声をかけるケアマネに「そこに貼ってくれ」と具体的な指示が。 ケアマネが壁に貼る位置を尋ねると、「もうちょっと右、あ、上」と細かく注文される。 内心「こだわりが強い」と思いつつも、「相当うれしかったんだろうな」と感じるシーン。
「そこに貼ってくれ。…もうちょい右!あー上!」 ──照れながらも伝えてくれる、“本当は嬉しかった”という気持ち。

その「こだわり」が大事な記憶や誇りの証かもしれない

ご高齢者が「これをここに貼ってほしい」と話されるとき、それは単なるお願いではなく、
その方の人生の一場面や、心の深い部分が表れていることがあります。
過去の誕生日を祝ってもらった経験が少なかった方、
誰かに認められることが喜びだった方。
そうした背景が、「見えるところに貼りたい」という想いにつながっているのかもしれません。
私たちは“恥ずかしい”という言葉に隠された本音を、そっと受けとめる視点を持ちたいですね。

“貼る場所”に表れる、その人らしさ

ケアの現場では、何気ない一言のなかに「その人らしさ」があらわれる瞬間があります。
今回のエピソードでは、“ここに貼ってほしい”というこだわりが、
照れくささと嬉しさが入り混じったその方の気持ちを伝えてくれました。
言葉にしきれない思いを、さりげない行動で示すことは少なくありません。
だからこそ、私たち支援者がその背景にある想いを丁寧に読み取ることが、
寄り添うケアにつながっていきます。

ここまで読んでくれたあなたへ。
少しでも「自分のこと」と感じたなら、大丈夫。ちゃんと選べます。

まずは、カンタン1分の登録から。無料転職サポート登録

自分を責めずに、そっと未来をのぞいてみませんか?

まとめ|笑顔の裏にある想いを、ていねいにすくいとる

一見、ちょっとした出来事に見えるかもしれません。
でも、そこには「支える人」と「支えられる人」との、確かな関係が映し出されています。

まじめな訓練のなかにある“信頼”、
遠慮がちな言葉の裏にある“愛”、
「貼って」と言えるその強さは、“誇り”かもしれません。

介護の仕事は、正解のないやりとりの連続。
でも、そんな日々のなかでふと笑ってしまう瞬間が、
あなたのケアを支えてくれることもあるはずです。

今日もどこかで、あなたのやさしさが誰かの心を照らしています。

ほかの記事はこちらから

care-worker_icon
介護職の方向け
ご家族向け

このブログを書いている「まきこむ」と申します。

介護支援専門員(ケアマネジャー)として働きながら、趣味で創作活動も楽しんでいます。

介護にまつわる悩みや、日々の気づき、そして「やさしい未来を一緒に歩むためのヒント」を、このブログにそっと詰め込んでいます。

読んでくださった方の心が、少しでも軽くなるように。そんな思いを込めて、言葉を紡いでいます。

どうぞ、ゆっくりと遊びにきてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次