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介護施設で夏を満喫!室内縁日で職員と利用者が一体になるレク企画

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介護施設で夏を満喫!室内縁日で職員と利用者が一体になるレク企画
目次

介護施設で室内縁日レクがおすすめな理由

介護施設で室内縁日レクがおすすめな理由

「わあっ」と輝く笑顔を拝見したいという想いがあります。そんな願いをかなえてくれるのが、懐かしさの中に新しさを感じる「室内縁日」のアイデアです。季節のイベントや外出が難しいときでも、心に残る特別な思い出を作ることはできます。この「室内縁日」は、そのための優しく楽しいきっかけになるかもしれません。

数ある夏のレクリエーションの中で、特に「室内縁日」をおすすめしたい理由があります。それは、この企画がもつ特別な力によって、ご利用者と職員の心が自然とつながり、施設全体が温かい空気に包まれるからです。ここでは、その魅力や具体的な利点について、もう少し詳しくお話ししていきたいと思います。

室内縁日がもたらすもの
  • 心のつながりを深める
  • 楽しい思い出を創出
  • 施設全体の雰囲気を暖かく

すべてを完璧にする必要はありません。一歩ずつ、できることから始めてみるだけでも、その効果はきっと感じられるでしょう。どうか無理をせず、楽しみながら取り組んでみてくださいね。

なぜ夏のレクに「縁日」を選ぶのか

夏のレクリエーションに「縁日」を選ぶ理由のひとつは、その懐かしい思い出に触れられるからです。多くのご利用者の皆さんは、幼い頃にご家族や友人と一緒に、お祭りを楽しんだことがあるのではないでしょうか。提灯のやさしい光、綿あめの甘い香り、お囃子の賑やかな音、ヨーヨー釣りのひんやりとした水の感触。このような縁日の体験は、五感を通じて豊かな思い出を引き出してくれます。

ある施設で室内での縁日を開催した際、色とりどりの提灯で飾られたデイルームに入ったご利用者の女性が、しばらく立ち止まり、目を細めて「昔、娘が小さかった頃、よく手をつないでお祭りに行ったねぇ」とふと呟かれたことがありました。普段はあまり多くを語らないこの方が、その瞬間だけは優しい母親の表情になり、周りの職員も心温まる思いでした。このように、縁日の雰囲気は大切な思い出を呼び起こすきっかけとなります。

また、縁日には、ご高齢者が安全に楽しめる工夫がたくさんあります。車椅子に座ったままでも楽しめる輪投げや射的、見るだけでも楽しめる屋台の数々。ご利用者お一人おひとりの状態に合わせて、無理なく参加できるのが大きな魅力です。暑い夏であっても、施設内の安全な空間で、もう一度あの頃の夏を味わうことができる。このようにして、「縁日」を通じたレクリエーションは、ご利用者にとって楽しい時間を提供できるのです。

  • 五感に訴える縁日の雰囲気
  • 思い出を引き出す回想法としての効果
  • 多様なご利用者への配慮がされている
  • 無理なく各自で楽しみ方を選択できる

何か全部を完璧にやろうとせず、できるところから一歩踏み出してみるのはいかがでしょうか。

職員と利用者が一緒に楽しむメリット

室内で行う縁日は、ご利用者だけでなく、それを企画し、運営する職員にとっても非常に素晴らしい体験となります。このイベントでは、「介護する側・される側」という普段の関係を少し脇に置き、お祭りを共に楽しむ仲間になれるのです。職員がハッピを着て、「へい、らっしゃい!」と元気に声をかけると、ご利用者の方々から自然に笑顔がこぼれます。普段は見せない職員のリラックスした一面が、場の空気を和ませ、心の距離を縮める手助けをします。

この「共に楽しむ」経験は、チームの一体感を育む上でとても重要です。準備段階から、ご利用者に飾り付けや景品選びを手伝っていただくことで、「自分たちの縁日を成功させよう」という共通の目標が生まれます。その過程で、職員同士もお互いの得意を活かしながら協力することで、普段とは違った形のコミュニケーションが生まれます。例えば、絵が得意な職員が屋台の看板を描き、工作が得意な職員がゲームの道具を作る。このように協力する中で、互いへの理解と尊敬が深まっていくのを感じます。

そして何よりも嬉しいのは、ご利用者の新たな一面を発見できることです。ある日、射的コーナーで、普段は物静かな男性のご利用者が、驚くほどの腕前で的を次々と倒し、周囲を驚かせました。お話を伺うと、昔はお祭りの射的で数多くの景品を手に入れていたとのこと。その日は、彼はまるでヒーローになったかのように、誇らしげな笑顔を見せてくれました。こうした瞬間は、私たち支援者にとって、仕事の喜びを再確認できる宝物です。ご利用者と職員が一緒に心から笑い合う時間こそ、日々のケアの質をさらに高めるための最高のエネルギー源になるのです。

  • ご利用者を飾り付けや準備に巻き込んでみてください
  • 職員同士の特技を活かして、前準備を楽しんでください
  • 会話を楽しむことで、普段とは違った一面を引き出してみてください

少しずつ、楽しむことから始めてみましょう。一歩を踏み出すことが、一番の変化へと繋がります。

準備から当日まで!室内縁日レクを成功させる企画術

準備から当日まで!室内縁日レクを成功させる企画術

悩みながらも皆さんの笑顔を思い浮かべて企画を考える時間は、本当に素敵なひとときですよね。その温かな想いを、少しの工夫で素晴らしい思い出に変えることができるんです。

「室内縁日って楽しそうだけど、準備が大変そう…」と思われる方もいるかもしれませんね。でも、大丈夫です。大切なのは完璧を目指すことではなく、皆さんと一緒に知恵を出し合い、過程そのものを楽しむことです。ここでは、企画から開催当日までをスムーズに進めるための具体的な段取りとコツをお伝えします。

  • 準備は無理をしない範囲で、一歩ずつ進めましょう。
  • 周囲の方と協力しながら、進める過程を楽しんでください。
  • すべてを完璧にするのではなく、一つでも実践できれば十分です。

だれもが忙しい中、少しでも心が軽くなるお手伝いができれば幸いです。皆さんの温かい気持ちが、素敵な笑顔と素晴らしい思い出に繋がることを願っています。

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企画チームの結成と役割分担

成功に向けた最初のステップは、魅力的な企画チームを作ることから始まります。ここでぜひ試していただきたいのが、職員だけではなく、意欲的なご利用者にも企画メンバーとして参加してもらうことです。例えば、「どんなゲームを楽しみたいですか?」「屋台では何を食べたいと思いますか?」などとご意見を伺うことで、ご利用者の中に「自分たちのイベントなんだ」という責任感や楽しみが生まれます。これこそが、イベント全体の盛り上がりに大きく貢献するのです。

役割分担の工夫

チームができたら、次にそれぞれの役割を決めましょう。例えば「装飾チーム」「ゲーム企画チーム」「屋台・飲食物チーム」「当日の進行チーム」など、おおまかに分けてみてください。

個性を活かす

それぞれのメンバーの得意なことや好きなことを意識することが大切です。手先が器用な方には提灯や輪投げの輪作りを、お話し好きな方には当日の呼び込み役をお願いするなど、皆が輝ける場を用意しましょう。

職員同士でも、普段とは異なる役割を担うことで新たな才能を発見することがあります。リーダーの役割は、全体の進捗を見守りながら、各チームが楽しく活動できるようにサポートすることです。定期的に短いミーティングを行い、「こんな飾りができました」「ゲームの試作品を試しました」など進捗を共有する時間を作ることで、チーム全体のモチベーションが維持され、準備も楽しい思い出となります。

一歩から始めることで、少しずつ実践していただければと思います。全部を完璧にこなす必要はありません。一歩ずつ進んでいける、そんな気持ちを大切にしてください。温かいサポートとともに、楽しく進めていきましょう。

予算と期間の設定、必要な物品の調達

新しい取り組みを楽しんで始めるために、大切なのは、予算と時間を上手に計画することです。予算については、施設のレクリエーション費用から少しずつ工面することが考えられますが、その中でも「お金をかけずに素敵なアイデアを生み出す工夫」がポイントになります。100円ショップやホームセンターは、創意工夫を引き出す素晴らしい場所です。画用紙や風船、折り紙などの装飾品から、ゲームの景品にぴったりなお菓子まで、お手頃価格でたくさんの素晴らしい品物が手に入ります。また、段ボールやペットボトル、新聞紙などの廃材も、ちょっとした工夫で素敵な屋台やゲームの道具に変わります。

準備の期間については、無理のないスケジュールを組むことが大切です。理想的には、イベントの日の1ヶ月から1ヶ月半前に準備を始めると、安心して進められるでしょう。以下に、スケジュールの一例を挙げますので、ぜひ参考にしてみてください。

1ヶ月前

企画チームを立ち上げ、テーマとコンセプトを決め、大まかな役割分担を行います。

3週間前

各チームで具体的な内容(ゲーム、屋台、装飾)を考え、必要な物品のリストを作成します。

2週間前

物品の購入や発注を行い、制作物の作成を始めます。

1週間前

制作物の仕上げに取り掛かり、当日のタイムスケジュールやスタッフの配置を決めます。

前日

会場を設営し、最終確認を行います。

物品の調達では、リストをしっかり作成しておくことで、買い忘れや重複を防ぐことができます。もしご利用者と一緒に買い物に行ける機会があれば、それもまた楽しいレクリエーションになります。「このお菓子、景品にしたら喜ばれるかな」といった会話をしながら選ぶ時間は、イベントへのワクワク感を高めてくれます。

全部を完璧に行う必要はありません。小さな一歩を踏み出すだけで、大きな喜びにつながることもありますよ。

施設のスペースを最大限に活かすレイアウト

イベント当日の雰囲気を作り出すには、会場のレイアウトがとても重要です。いつものデイルームや食堂を、少し手を加えるだけで「非日常的」な縁日のような空間に変えることができます。それが実現できれば、参加される皆さんの心がきっと喜びで満たされるでしょう。

まず大切なのは、安全を考えることです。ご高齢者が車椅子や歩行器で移動しやすいように、通路は広めにとり、床にはコード類などが散らからないようにしましょう。そのような配慮が、安心して楽しめる場を作ります。

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次に、空間をゾーニングしてみてください。「ゲームコーナー」「屋台コーナー」「盆踊り・ステージコーナー」「休憩・歓談コーナー」など、エリアごとに目的を決めると良いでしょう。壁には夜空をイメージした黒や紺色の模造紙を使い、その上に手作りの花火や星を飾るだけで、夏祭りらしい雰囲気がぐっと高まります。天井には、ご利用者と一緒に作った色とりどりの提灯や飾りを吊るすと、一層楽しい空間になります。

段ボールで作った屋台も、見た目のポイントです。屋台にはにぎやかさを演出するため、正面に屋号を書いた看板を掲げ、赤と白の布やビニールテープで飾りつけをしましょう。また、各コーナーの担当職員は、ハッピやねじり鉢巻きを揃えれば、祭りの気分がさらに盛り上がります。お囃子や盆踊りの音楽もBGMに取り入れてくださいね。聴覚からもお祭り気分を感じられ、扉を開けた瞬間に「わぁっ!」という歓声が上がるような空間を目指しましょう。

  • 通路を広く確保し、安全を第一に
  • ゾーニングでエリアを明確に
  • 涼やかな夜空のイメージを装飾で演出
  • 手作りの屋台と制服で雰囲気をプラス
  • 音楽で気分をさらに盛り上げる

もし、一度にすべてを実行するのは大変に感じたら、できるところから始めてみてくださいね。少しの工夫が、大きな喜びに繋がります。

利用者も職員も夢中になる!縁日コンテンツアイデア

利用者も職員も夢中になる!縁日コンテンツアイデア

ご利用者の皆さまの笑顔は、私たちにとって本当に素晴らしい贈り物です。準備から当日に至るまで、私たちの心を一つにするためのアイデアを一緒に考えてみました。

まず、会場の準備が整ったら次は楽しいコンテンツを計画しましょう。ご利用者の身体機能や興味に合わせ、誰もが「やってみたい!」と感じられるような安全で楽しいアイデアを取り入れることが大切です。定番のものから少し変わったものまで、皆が夢中になれるコンテンツをいくつか具体例としてご紹介いたします。

  • ご高齢者の方が安心して参加できる活動を選ぶ
  • 興味を引くテーマや親しみやすいゲームを取り入れる
  • 安全性を最優先に考える
  • 楽しい空間を作るための小さな工夫を大切に

すべてを完璧にこなす必要はありません。まずは一歩を踏み出すことが大切です。少しずつ取り組んでいけば、きっと素敵な日になることでしょう。

定番ゲームで盛り上がる

縁日のゲームは、シンプルで分かりやすいものが心に響きますね。昔ながらの定番ゲームは、説明がなくても自然と楽しめ、多くのご利用者に喜んでいただけます。

射的

割り箸で手作りしたゴム鉄砲やスポンジの弾が出るおもちゃの銃はいかがでしょう。的には、軽くて倒れやすい紙コップや少しだけ重みのあるお菓子の箱を使うと良いでしょう。得点を競う楽しみも加わります。車椅子の方にも楽しく参加していただけるよう、テーブルの高さや的までの距離を調整することを心がけましょう。

輪投げ

中身の入ったペットボトルやラップの芯を的に使ってみてください。輪は新聞紙を丸めてテープで留めると簡単に作れ、大きめに作ることで成功体験を得やすくなります。職員の方が、「もうちょっと!」「いい感じ!」など声をかけることで、挑戦する気持ちを後押しできます。

金魚すくい(もどき)

本物の金魚を使わずに、水に浮かぶビニール製のおもちゃの魚やスーパーボールを使うのも安心です。ポイは、和紙を二重にしたり、小さなお玉を使用することで、難易度を調整でき、皆さんが楽しめる工夫ができます。タライを囲んで笑顔で楽しむ様子は、見ているだけで心温まるものです。

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どのゲームも、失敗を気にせず楽しめるよう、全員が景品を受け取れる「参加賞」を用意しましょう。「頑張ったで賞」として、お菓子を一つ渡すだけでも、ご利用者の皆さんの満足感がぐっと高まりますよ。

大切なのは、すべてを完璧にすることではありません。少しの工夫と心配りで、皆さんの笑顔が増えることが一番の喜びです。心配しすぎず、一歩ずつ試してみてくださいね。

手作り屋台で特別感を演出

縁日を心ゆくまで楽しむためのもう一つの魅力といえば、やっぱり屋台ですよね。段ボールを使って屋台を作り、そこに手作りの看板やのれんを飾るだけで、特別な雰囲気がぐっと引き立ちます。提供する食べ物は、衛生管理がしやすく、簡単に調理できるものを選ぶと良いですね。

食べ物屋台のアイデア

冷凍のたこ焼きやフランクフルトを温めて提供したり、市販の綿あめを割り箸につけるだけでも十分に楽しめます。かき氷は、その場で職員が作るとライブ感が出て、一層喜んでもらえるでしょう。また、瓶のラムネはビー玉を落とす懐かしい仕掛けで、人気が高いです。

食形態への配慮

嚥下機能に配慮が必要な方にも楽しんでいただけるように、カラフルなゼリーやフルーツ味のムースを用意しておくと「選ぶ楽しみ」をみんなで共有できますね。「〇〇さんには、この喉ごしの良い冷たいデザートはいかがでしょう?」と、個々に合った提案を心がけると素敵です。

手作りチケットの活用

現金の代わりに、事前に手作りの金券やチケットを配布する方法もあります。「100円券」といったチケットを数枚配り、それを好きな屋台で使えるようにすることで、自分で選んで買い物をする楽しみを体験できます。そして、職員が「いらっしゃいませ!」と元気よく呼び込むことで、本物の縁日の活気を感じることができるでしょう。

何事も一歩ずつ。全部完璧にやらなくても、できるところから始めてみてくださいね。皆さんの笑顔が広がることを願っています。

盆踊りや歌で一体感を深める

それぞれがゲームや屋台で楽しまれた後は、みんなで一つになれる時間を持つのも良いですね。盆踊りや歌は、そんな時間を演出するのにぴったりです。

盆踊り

「炭坑節」や「東京音頭」は、みなさんおなじみの曲です。職員が中央で踊りを見せると、自然と参加者の輪が広がりますよ。立てない方もご安心ください。座ったままでも参加していただけるのがポイントです。手踊りや手拍子で楽しんでいただくことで、会場全体が一体感に包まれます。また、職員の方が段ボールを太鼓代わりにたたいて音頭を取ると、より盛り上がりますよ。

夏の歌合戦

「われは海の子」や「茶摘み」「夏の思い出」など、夏にちなんだ歌をみんなで歌うのも楽しい時間です。大きな紙に歌詞を書いて掲げておくと、どなたでも参加しやすくなりますね。楽器が演奏できる職員の方がいれば、生伴奏での合唱が一層感動的になるでしょう。歌は心を穏やかにし、昔の記憶を呼び覚ます力があります。ご利用者と職員が共に歌うことで、言葉を超えたつながりを感じられるのではないでしょうか。

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すべて完璧に行う必要はありません。小さな一歩でも、皆さんが安心して楽しめる場を作るきっかけになるかもしれません。

チームの一体感を高めるイベント運営のコツ

チームの一体感を高めるイベント運営のコツ

イベントの終了後、メンバー同士の会話が少しだけ増えていると感じられることはありませんか?このような小さな変化を生み出すための温かいコツを、ここでご紹介いたします。

どんなに素晴らしい企画やコンテンツを用意していても、当日の運営がうまくいかないと、その魅力が十分に伝わらないことがありますよね。イベントを心から成功させ、職員の皆さんとご利用者との絆を深めるためには、「心構え」がとても大切です。そこで、チームの結束力を高めるための運営のポイントをお伝えいたします。

  • 小さな会話を大切にする
  • 無理をしないで自然体でいること
  • ご利用者の笑顔を感じる
  • 一度に全部を完璧にしようと思わない

どれか一つでも、あなたの心に響くものがあれば嬉しいです。忙しい毎日の中で、ちょっとだけ実践してみることで、きっと新たな気づきや安心感を感じられることでしょう。何事も一歩ずつ、焦らず、あなたのペースでじっくり進めていきましょう。どうぞ、自分を責めずにリラックスして取り組んでくださいね。

職員が率先して楽しむ姿勢を見せる

ご利用者の方々に心から楽しんでいただくためには、私たち職員自身が楽しむことが大切です。もし職員が「仕事だから」という義務感で動いてしまうと、その雰囲気はご利用者にも伝わってしまいます。しかし、職員が子供の頃に戻ったかのようにゲームに夢中になったり、屋台の店主になりきって元気に呼び込みをしたり、笑顔いっぱいで盆踊りを踊ったりする姿は、ご利用者の心を和らげて、「私も楽しんでいいんだ」と感じてもらえる安心を生み出します。

また、「〇〇さん、そのハッピとってもお似合いですよ!」「△△さんのたこ焼き、大人気ですね!」といった、職員同士のポジティブな声かけも大切です。お互いを認め合い、協力し合う雰囲気が、施設全体に温かさをもたらします。職員が楽しそうに働く姿は、ご利用者にとって大きな喜びであり、安心材料となります。イベントは職員自身にも心身のリフレッシュやチームワークの再確認をする良い機会です。まずは私たちから心からの笑顔で、縁日を楽しみましょう。

  • まずは小さな笑顔から始めてみる
  • 同僚とのポジティブな会話を心がける
  • 自分自身も楽しむ心を大切に

すべて完璧である必要はありません。一歩ずつで大丈夫です。

利用者の参加を促す工夫と声かけ

賑やかな縁日といえば、楽しいけれど少し苦手に感じる方もいらっしゃいますよね。また、自分から参加することにためらいを感じるご利用者もいらっしゃるかもしれません。そういった方々には、無理に参加を勧めるのではなく、その方のペースに寄り添うことが大切です。心地よく過ごしていただくために、次のような工夫を試してみてください。

  • 難しそうなゲームがある方には、「景品を渡す係をお願いできませんか?」とお手伝いをお願いしてみる。
  • 遠くから眺めている方には、そっと隣に座り、「賑やかですね。見てるだけでも楽しいですね」と話しかけてみる。
  • 「あちらで冷たいラムネを売ってますよ。一緒にどうですか?」と、声をかけて軽く輪に加わる提案をしてみる。

また、ご利用者が何かに成功したときは、その瞬間をしっかりキャッチし、具体的に褒めることを心がけてください。「わぁ、的の真ん中に当たりましたね!すごいですね。」といった具合に、具体的な言葉が次への意欲につながります。

大事なのは、一歩を踏み出すサポートをし、誰も置いてきぼりにしないこと。この関わりこそが、みんなが温かく楽しめるイベント作りの基本です。ご利用者が「自分を責めることなく」楽しめるように、少しずつ、その方のペースで進んでもらえれば、それで十分なのです。

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振り返りで次回のイベントに活かす

イベントが終わった後、ただ「楽しかったね」で終わりにせず、「振り返り」の時間を少しでも持ってみませんか? これは、次回の企画をより良くするためだけでなく、今回のイベントで得られた感動や学びを、チームの共有財産にする大切なステップです。

数日後に、リラックスした雰囲気でお茶会のような場を設け、ご利用者と職員が集まる時間を作ってみてください。参加者同士で感想を自由に話し合うことで、新たな気づきが生まれるかもしれません。

「どんな瞬間が一番楽しかったですか?」
「こうだったらもっと嬉しい、と思うことはありますか?」

例えば、「〇〇さんのたこ焼きが美味しかった」「盆踊りが心に残っている」といったご利用者の声は、職員にとっても大きな励みになります。一方で、「景品の種類を増やしてほしい」などの具体的な意見は、次のステップへのヒントです。

職員同士でも、良かった点と改善点について話し合ってみましょう。

「〇〇さんのお声がけで、普段は参加されない方も笑顔に」
「準備スケジュールがタイトだったので、次回は余裕を持ちたい」

こうした具体的なフィードバックを共有することで、チームの力がぐんとアップします。当日の写真やビデオをスライドショーにして見ると、笑顔の瞬間を思い返し、「また一緒に楽しいことをしたいね」という気持ちが自然と湧いてきます。

この振り返りの時間、全部を完璧にやる必要はありません。できることを一歩ずつ、無理なく実践してみてくださいね。

まとめ

ここまでお読みいただき、心より感謝申し上げます。たくさんの情報の中から、皆さんが明日から実践できるヒントを一緒に見つけていけたら嬉しいです。

この記事では、介護施設での夏のレクリエーションとして「室内縁日」をご提案し、その企画から運営までの具体的なヒントをご紹介しました。室内縁日は、ご利用者の「懐かしい記憶」を呼び起こし、職員とご利用者が共に笑い合う特別な場を提供します。このイベントを通じて、「介護する側・される側」という関係を超えて、みんなが「仲間」としてつながることができます。

また、企画から準備、そして当日の運営まで、職員が力を合わせることで、チームの絆がさらに深まるのです。重要なのは、完璧なイベントにすることではありません。一人ひとりが「自分もこの縁日を作っている一員だ」という実感を持ち、温かい関係を築くことです。ご利用者の小さな「できた!」という瞬間をみんなで喜び合い、職員の新たな才能を見つけて称賛する――そんな瞬間が、施設全体を家族のような温かさで満たしてくれます。

ここでご紹介したアイデアが、皆さんの施設に笑顔と活気あふれる夏をもたらす手助けになれば幸いです。さあ、あなたも仲間とともに、心温まる室内縁日を企画してみませんか?

  • 小さな一歩から始めましょう。完璧を目指す必要はありません。
  • 参加者一人ひとりが役割を持ち、一緒に楽しい時間を過ごすことが大切です。
  • ご利用者とは、温かい交流を心がけてください。

このほんの少しの工夫や心遣いが、必ずや素敵な夏の思い出につながることでしょう。

このブログを書いている「まきこむ」と申します。

介護支援専門員(ケアマネジャー)として働きながら、趣味で創作活動も楽しんでいます。

介護にまつわる悩みや、日々の気づき、そして「やさしい未来を一緒に歩むためのヒント」を、このブログにそっと詰め込んでいます。

読んでくださった方の心が、少しでも軽くなるように。そんな思いを込めて、言葉を紡いでいます。

どうぞ、ゆっくりと遊びにきてくださいね。

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